九州大学教学マネジメント枠組み

　九州大学は、学修者本位の教育を推進する全学指針として、平成30年度に「九州大学教学マネジメント枠組み」を策定しました。「九州大学教学マネジメント枠組み」では、学科・専攻ごとに掲げる人材育成目標が、日々の教育の中で具体化されることを目指しています。すなわち、学生が、学位プログラム（教育課程）を構成する授業科目一つ一つの到達目標を達成していくことで、卒業時には、学位プログラム全体としての学修目標を達成できているようにすることを目指しています。そのために、「教育の目標設定、計画・実践、評価、改善」のサイクルを、学位プログラムのレベルと授業科目のレベルに分けて整理し、両者が整合するための仕組み（システム）を整備するとともに、その理念が教育現場で活かされるように、授業内容・方法の高度化を推進しています（表参照）。

【九州大学教学マネジメント枠組み】

カリキュラム・マップ｜3ポリシー

　九州大学では、「九州大学教学マネジメント枠組み」に基づき、平成30（2018）年12月から令和2（2020）年9月にかけて、既存の3ポリシー及びカリキュラム・マップを見直し、更新しました。 　本学では、当初より学位プログラムを単位に3ポリシーを整理してきましたが、上記による見直しでは、ディプロマ・ポリシーの妥当性を国内外の学問分野別参照基準などに基づいて確認したうえで、その達成を実現するために編成されたカリキュラムの体系性及び内部質保証の仕組みについて、カリキュラム・ポリシーにおいて丁寧に説明し、その思想を九州大学カリキュラム・マップにおいて具体化しています。九州大学の3ポリシーとカリキュラム・マップには、世界最高水準の教育・研究指導を提供しようと切磋琢磨する本学教職員の熱意が表現されています。

ステークホルダー調査

　九州大学では、学生・保護者・入学希望者・卒業後の進路先・幅広い社会一般の皆様に対して、本学における教育の取組について積極的に説明責任を果たすため、情報公表の取組の一環として、令和２年度からステークホルダー調査を実施しています。同調査は、「卒業生・修了生調査（卒業・終了時に実施）」、「学生調査（在学生を対象）」、「卒業後調査（既卒・既に修了者を対象）」及び「企業調査（進路先の企業等を対象）」から構成しています。