研究成果の公開
「九州大学オープンアクセス方針(平成28年1月教育研究評議会決定、平成29年1月運用開始)」では、「本学に在籍する教員の公的研究資金を用いた研究成果を九州大学学術情報リポジトリによって公開する」こととしています。また、「学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた基本方針」(令和6年2月16日内閣府統合イノベーション戦略推進会議決定)により、2025年度新規公募分から、科研費等の助成を受けた研究成果(査読付き学術論文及び根拠データ)の即時オープンアクセスが義務化されることになりました。
「オープンアクセス」(OA)とは |
論文等の学術情報をインターネットを介して無料でだれもが自由に利用できるようにすることをオープンアクセスといいます。研究者にとっては次のようなメリットがあります。 ・研究成果をより多くの人に読んでもらうことができる ・論文を引用される可能性が高まる ・研究成果の共有が進み、社会へ還元される |
論文をオープンアクセスにするには、主として、論文掲載料(APC)の支払いを伴うジャーナルへの投稿(ゴールドオープンアクセス)と、機関リポジトリ等へのセルフアーカイブ(グリーンオープンアクセス)の二つの方法があります。
本学では、「九州大学学術情報リポジトリ(QIR)」を使って無料でセルフアーカイブができます。
附属図書館ウェブサイト>九大コレクション>リポジトリ(QIR)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/papers
○九州大学学術情報リポジトリ(QIR)への登録
【登録できる人】
- ・九州大学に在籍する、または在籍したことのある教職員及び大学院生
【登録できる資料】
- ・学術雑誌論文、学位論文、紀要論文、会議発表論文、テクニカルレポート、研究報告書など
【登録方法】
- ①図書館マイページから登録する方法
附属図書館ウェブサイト>ログイン>リポジトリ登録(QIR)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/activities - ②図書館に登録を依頼する方法
登録する資料を附属図書館リポジトリ係に送付
メールで電子ファイルを添付
宛先:qir★jimu.kyushu-u.ac.jp
学内便で印刷物や電子メディアを送付
宛先:学内便番号IW1 - ③教員活動進捗・報告システム(Q-RADeRS)から登録する方法
研究業績の登録の際に併せて電子ファイル
(ジャーナルに投稿した論文の場合は著者最終稿)をアップロードしてください。
IR室ウェブサイト>Q-RADeRS>ログイン
https://researcher-db.ir.kyushu-u.ac.jp/
※QIRに登録された論文は、DOIが付与され永続的なアクセスが保証されます。(そのため、引用もされやすくなります。)また、九大コレクション、Google等の検索エンジンで誰でも検索でき、本文まで読めるようになります。「教員活動進捗・報告システム(Q-RADeRS)及び九州大学研究者情報」からもリンクしています。併せてご活用ください。
○QIR活用法
QIRには、論文以外にも研究活動において作成した様々なコンテンツを登録することができます。
- ・学会やシンポジウム等で発表したスライドやポスター
- ・執筆した図書や図書の一部(章節)、広報誌や一般読者向け雑誌、新聞等の掲載記事
- ・講義用のプレゼンテーション資料や配布資料、動画等の教材
- ・受賞した論文(受賞の事実を含めて)
- 注意!
- 既に出版・公表している資料や二次的著作物を登録する場合、著作権処理を必要とすることがあります。詳細は下記問合せ先までご相談ください。
★もっと詳しく知るには | ||||||
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粗悪学術雑誌"ハゲタカジャーナル"に注意! |
査読誌であることをうたいながら、著者から論文投稿料(APC)を得ることのみを目的として、適切な査読を行わない、低品質かつ悪質なオープンアクセス形式のジャーナルをハゲタカジャーナルといいます。投稿すると研究者自身の信頼・評価が低下する恐れがありますのでご注意ください。 附属図書館ウェブサイト>PICK UP「Open Access」>OAジャーナルへの投稿>ハゲタカジャーナル(注意喚起) https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/services/open/gold/pj |