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インデックス

教育

LGBTs サポートについて

〇基本方針について

 LGBTは、Lesbian(レズビアン:女性同性愛者)、Gay(ゲイ:男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル:恋愛や性愛の対象が男性でも女性でもありうる人)、Transgender(トランスジェンダー:身体的な性別と自分が認識する性別が同じでない人)の頭文字をとった、セクシュアル・マイノリティの総称のひとつです。これらの4つのカテゴリーに振り分けられない人も多くいるため、最後に「s」を加えて、LGBTsと呼ばれることが増えてきました。

 本学では、責任と成果を分かち合う活力に満ちた大学をめざし、様々な個性を持つ学生及び教職員すべてが尊重され、誰もが自分らしく過ごせるキャンパスを実現するために以下の基本方針を掲げています。そして、性を理由に差別されることや、不利益を被ることがないようサポートを行っています。

〇氏名・性別の情報とその取扱いについて

 ①通称名の使用

 本学における学生の氏名は、学籍簿上の表記に基づき学内で取り扱われ、学籍簿上の表記は本名(戸籍上の氏名)を原則とします。自認する性に基づく通称名の使用を希望する場合は、所定の手続きの上で使用することができます。

 ②名簿における性別の記載

 不特定多数の学生や教職員に公表される名簿等については、原則として性別欄を削除するよう全学的に周知・徹底を図っています。当事者の意図しない形で本人の性別情報が公表されることのないよう留意しています。

 ③書類や証明書等に関する性別情報の取り扱い

 性別記載のある書類については、自認する性に基づく性別の使用を希望する場合は、可能な範囲で対応を検討します。

〇カミングアウトとアウティングについて

 LGBTsの人たちが、自らがLGBTsであることをカミングアウト(公言)することは、人間関係や社会的立場を一変させる可能性があるため、容易なことではありません。一方、カミングアウトされる側にとっても、それは重大な出来事かもしれません。

 カミングアウトされたことや、その内容を本人の意に反して第三者に伝えることをアウティングといいます。カミングアウトされると、どう受け止めて良いかわからず、他の誰かに話したくなることがあります。しかし、アウティングは当事者に多大な精神的苦痛を与えるものです。自分ひとりで抱えきれなくなった場合は、キャンパスライフ・健康支援センター等の専門家がいる窓口での相談を検討してください。

〇施設の整備状況について

*多目的トイレ

 本学には、誰でも使用できる多目的トイレが設置されています。場所は下記の各キャンパスマップから確認できます。

http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/campus
(アクセス・キャンパスマップ)

*更衣室・ロッカー

 施設、整備の状況により必ずしも希望に添えるとは限りませんが、可能な範囲で個別対応しています。

〇在学中のサポート体制について

 本学では、学生生活の性自認等に考慮し、個人の能力が存分に発揮できる教育環境の整備に取り組むとともに理解を深めるための啓発活動を積極的に実施しています。授業(更衣室の使用、宿泊を伴う学外活動など)、就職活動(インターンシップ、就職活動やキャリアに関わる相談など)、留学プログラム、学生生活(学生寄宿舎、課外活動など)、健康診断等に関する相談に応じています。